Épagneul Breton-Vol.3
なぜ日本にはブルトンが少ないの?!!
 非常に書きづらいのですが、日本にブルトンが少ない理由についてまとめてみました。

 
開発による自然環境の破壊 ⇒ 狩猟の衰退 需要と供給の問題

 A.J.H.C.(全日本狩猟倶楽部)は狩猟の適正化と自然保護を目的とした社団法人であり、家庭犬
や愛玩犬の繁殖を目的とはしていません。

 元来猟犬繁殖は趣味・道楽の世界であり、まして自然環境破壊の進行とともに狩猟者が減少し
ている現在は「業」として成り立つはずもなく、その繁殖規模が極めて小さいのです。他の団体の
人気犬種のように、ひとたびブームが起きると僅かな期間に10万頭以上も湧くように産出される
のとは全然比較になりません。

 A.J.H.C.会員の犬舎で生まれたブルトンの子たちは、主として自犬舎を持たない狩猟者に供給
され、極く少数だけが家庭犬として世に出るのです。

 現在日本で生まれるブルトンはほとんどが現役猟犬の子です。一般に、獣猟犬と鳥猟犬の違い
を知らない人たちは、猟犬 = 噛付く = 恐い とのイメージが強く、テリアやハウンドとスパニエル
との性情の違いすら理解することもなく敬遠してしまい、結果として需要と供給のバランスが保た
れているのが現状です。

 
A.J.H.C.の登録制度

 犬は自分自身で登録申請をすることはできません。従って、繁殖者(ブリーダー)が登録を申請
する訳ですが、中には悪質な繁殖者もいて、犬種登録団体は虚偽の申請をそのまま受理・登録
していたのではたちまち権威を失墜し、混乱した事態を収拾できなくなります。

 A.J.H.C.では各都道府県支部に何名かの犬籍登録委員を置き、交配と出産を確認するのを原
則としています。
 交配前に両親犬が種としてのスタンダードを備えているか、咬合・骨格・体構の異常がないか
などを調べ、出産後の一胎仔についても同様の検査を行い、認証を行うのです。
 従って、両親ともA.J.H.C.登録犬の子であっても、この手続きを経ない限りA.J.H.C.には登録で
きないことになってしまいます。

 また、繁殖者がA.J.H.C.の会員で、犬舎登録があることも条件とされ門を狭くしています。
 何らかの経緯で一般家庭で飼われているブルトンが純血の仔を出産したとしても、交配・出産
の認証がない限り、A.J.H.Cのブルトンとして登録される道は閉ざされているのが現状です。

 この厳しい登録制度が全世界では権威ある犬種団体の規準となっていて、現在日本では「日
本犬保存会」以外の団体の犬をA.J.H.C.は認めていないのです。

 皆さんは血統証明のないブルトンを高いお金を出して買いますか?・・・。
 ブルトンを知らない人にとっては尚更のことでしょうし、世に送り出す繁殖者としても耐え切れ
ないものなのです。

 以上、商業ベースに乗らず、精鋭主義であることが日本における環境的な理由ですが、根本
的には日本人の犬に対する眼力の無さ、何事も流行に支配される主体性の欠如にあるのでは
ないでしょうか。

 一度映画にでも出て、有名になれば別かもしれませんが・・・

    
※以上は私見であり、何ら特定の団体に対する非難・中傷を意図したものではありません。

            
    Un maximum de qualités dans un volume minimum.

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